進歩性判断【動画】

進歩性判断について、解説動画をYouTubeに投稿しました(11分47秒)。

発明の進歩性の判断手順について、フローチャートを用いて、特許庁審査基準を確認してみます。

請求項に係る発明の認定、主引用発明の認定、請求項に係る発明と主引用発明との対比(一致点及び相違点)、相違点の有無、「進歩性が否定される方向に働く要素」の検討、「進歩性が肯定される方向に働く要素」の検討により、進歩性の有無を判断します。

「進歩性が否定される方向に働く要素」には、主引用発明に副引用発明を適用する動機付け、主引用発明からの設計変更等、先行技術の単なる寄せ集め、があります。

「動機付け」には、技術分野の関連性、課題の共通性、作用・機能の共通性、引用発明の内容中の示唆、があります。

「設計変更等」には、公知材料の中からの最適材料の選択、数値範囲の最適化又は好適化、均等物による置換、技術の具体的適用に伴う設計変更や設計的事項の採用、があります。

「進歩性が肯定される方向に働く要素」には、有利な効果、阻害要因、があります。

2020年10月現在の情報です。

 


進歩性判断【動画】

 


(作成2020.10.30、最終更新2020.10.30)
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