商標類否判断支援システムの再開

商標類否判断支援システムとは?

弊所では、2004年4月25日~2016年11月10日の期間、別サイトにて、商標類否判断システム「知能判」を提供しておりました。残念ながら、このシステムは、レンタルサーバ会社のサービス停止に伴い、運用停止に至りました。

この度、CGI(Perlプログラミング)の復習も兼ねて、再度、システム稼働を試みました。

本システムは商標の類否そのものを判定しないことから、名称を『商標類否判断支援システム』と改めました。対比する二つの商標が、称呼(読み方)において類似するか否かを判断する際の情報を、過去の膨大な特許庁審決例などに基づき、判断基準ごとに示します。

具体的には、以下の判断基準に該当するか否かについて、情報提供を行います。

  • 母音を共通とするか
  • 子音を共通とするか
  • 清音・濁音・半濁音の差であるか
  • 弱音同士であるか
  • 長音と促音の差であるか
  • 長音と弱音の差であるか
  • 比較的長い称呼で1音異なるだけであるか
  • 拗音と直音の差であるか
  • 母音が近似するか
  • 子音が近似するか
  • 母音及び子音が近似するか
  • 弱音の有無の差であるか
  • 長音の有無の差であるか
  • 促音の有無の差であるか
  • 比較的長い称呼で1音違いであるか
  • 隣接する2音が入れ替わっているか
  • 相違音が中間音以下であるか
  • 相違音が中間に位置しているか
  • 8音以上の称呼であるか
  • 語尾における特定音の有無の差であるか

実際の検索は、別サイト『小山特許事務所CGI』の『商標類否判断支援システム』にてお試しください。

 

ご利用上の注意

ご利用に当たっては、以下の点にご留意ください。

  • 本システムの出力結果は、商標の「称呼」における類否判断のための情報提供に過ぎません。商標の類否は、比較する両商標がその「外観」、「称呼」又は「観念」等によって需要者に与える印象、記憶、連想等を総合して全体的に観察し、同一又は類似の商品又は役務に使用した場合に、出所混同のおそれがあるか否かにより判断します。
  • 本システムのご利用は各自の責任においてお願い致します。
  • 本システムのアルゴリズムは、特許第3773410号公報(商標類否判断支援システムのアルゴリズム(類否判断手順))をご覧ください。本件特許の出願当時の特許庁審査基準及び審決例に基づき、システムを構築しております。2004年~2016年に商標類否判断システム「知能判」として公開していた分から、アルゴリズムやデータに変更はございません。
  • 最新の「商標審査基準(改訂第15版)」に掲載の類否結果と必ずしも一致しません。弱音の処理(何を弱音とするか)に差があるようです。

 

関連情報

 


(作成2020.12.28、最終更新2021.01.02)
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