特許庁統計【意匠編2025年版】出願件数・審査期間・関連意匠利用率など

はじめに

意匠登録関係について、出願件数、本人出願率、関連意匠利用割合、審査期間、拒絶査定不服審判の件数・成否・期間などを、特許庁の統計資料から確認してみます。
特に明示する場合を除き、数値自体は、特許庁編『特許行政年次報告書2025年版』（https://www.jpo.go.jp/resources/report/nenji/2025/index.html）に掲載のものです。言い換えれば、以下の内容は、当該報告書の数値を用いて、弊所において、Ｑ＆Ａ形式に編集・加工したものとなります。
最新の情報、さらに詳しい情報は、特許庁ホームページにてご確認ください。
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関連情報
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2024年の意匠登録出願件数は、国際意匠登録出願4,518件、それ以外の意匠登録出願27,547件で、合計32,065件です。

国際意匠登録出願以外の意匠登録出願27,547件について、筆頭出願人による内訳は、個人2,109件、法人25,424件、官庁14件です。

2024年、国際意匠登録出願以外の意匠登録出願件数27,547件の内、弁理士代理出願は21,396件、本人出願は5,867件です。そのため、弊所計算では、意匠の本人出願率は、21.3％です。

2024年、国際意匠登録出願も含めた意匠登録出願件数32,065件の内、関連意匠出願件数は4,188件です。そのため、出願全体に占める関連意匠の出願件数割合は、13.1％です。

意匠のファーストアクション期間は、6.1か月です（2024年）。但し、早期審査対象案件は、2.1か月です。

ファーストアクション期間とは、一次審査通知までの期間をいいます。具体的には、出願から、審査官による審査結果の最初の通知（主に登録査定又は拒絶理由通知書）が出願人等へ発送されるまでの期間です。

意匠審査における登録査定率は、89.4％です（2024年）。

なお、登録査定率＝登録査定件数／（登録査定件数＋拒絶査定件数）です。

2024年、意匠の拒絶査定不服審判について、請求件数280、請求成立件数198、請求不成立（含却下）件数57、取下放棄件数3です。

意匠の拒絶査定不服審判での平均審理期間は、9.5か月です（2024年）。~~但し、早期審理対象案件は、-か月です。~~
なお、審理期間とは、審判請求日から、審決の発送日、取下・放棄の確定日、又は却下の発送日までの期間の暦年平均です。

2024年、意匠登録の無効審判について、請求件数8、請求成立（含一部成立）件数6、請求不成立（含却下）件数5、取下放棄件数0です。

意匠登録の無効審判の審理期間は、16.0か月です（2024年）。