ビジネスモデル特許とは?
「ビジネスモデル特許」とは、ビジネス方法がICT(情報通信技術)を利用して実現された発明です。「ビジネス方法の特許」「ビジネス関連発明」とよばれることもあります。
ビジネス方法そのものは特許の対象ではありません。
しかしながら、そのビジネスが、たとえばインターネット、ウェブサーバ、データベース、パソコンまたはスマホなどを利用して実現されるならば、これら構成とからめて、たとえば「**システム」や「**サーバ」のような形で、特許の保護を受けられる場合があります。
また、コンピュータシステムに限らず、商売に必要不可欠なモノ(ツール)があれば、それについて特許もしくは実用新案登録、または意匠登録を受けることで、結果として、ビジネスそのものを押さえることができる可能性があります。
保護の要件や内容については、通常の特許等と変わるところはありません。
ビジネスに必要不可欠なモノがあるか否かを検討されて、もしそのようなものがあれば、特許もしくは実用新案登録または意匠登録の出願をご検討ください。
なお、商売に使用されるネーミングだけでも保護しておけば、新規な商売の場合、今後そのネーミングで呼ばれることが予想されるので、メリットがあるかもしれません。この場合には、商標登録出願が必要です。
関連情報
(作成2002.06.23、最終更新2020.07.14)
出典を明示した引用などの著作権法上の例外を除き、無断の複製、改変、転用、転載などを禁止します。
Copyright©2002-2020 Katanobu Koyama. ALL RIGHTS RESERVED.