従属項の作成理由【動画】

従属項の作成理由について、解説動画をYouTubeに投稿しました(17分05秒)。

特許請求の範囲において、従属項を作成する理由について考えてみます。

特許請求の範囲について」や「独立項と従属項」の動画で述べたように、特許請求の範囲の請求項には、「独立項(独立形式請求項)」と「従属項(引用形式請求項)」とがあります。独立項は、通常、それを引用する従属項よりも、権利範囲が広くなります。そうだとすると、従属項は最初から不要ではないか、という思いが生じるかもしれません。請求項の数に応じて、特許庁印紙代(出願審査請求料や特許料)が高くなるので、従属項を作成することがデメリットに感じるかもしれません。それでも、なぜ、多くの出願人は、従属項を作成しておくのでしょうか。従属項を作成しておく理由について考えてみます。

また、従属項を独立項に書き換える(書き下しする)こともできます。つまり、従属項を独立項として記載することも可能です。そこで、従属項として記載すべきか、についても考えてみます。

最後に、平均の請求項数について、特許庁統計をご紹介いたします。

2021年8月現在の条文です。

なお、再生速度は変更可能です。画面右下の歯車のアイコンをクリックいただき、1.25倍、1.5倍などに変更できます。
手っ取り早く動画内容を確認されたい場合、お試しください。

 


従属項の作成理由【動画】

 


(作成2021.08.21、最終更新2021.08.21)
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